拾うな危険!


ぎゃいぎゃい
後ろでうるさく怒鳴るそいつを無視して、
キッチンに入る。


「あーもぉっ!!

 聞いてるのか?シン!」

「聞いてない。」

むすっと答える。




「その時点で、聞いてるだろ。」

「聞いてない。ってか聞こえない。」

小学生みたいな反論。
水掛け論みたいで、笑えてくる。





あぁ。
腹減った。

ラーメンでいいかな。


なんて、思いながら
そいつを無視しながら作り始める。