拾うな危険!


「とりあえず、


 なぐるぞ」



すっぱーん!!


持っていた
フリーペーパーで、
まるでハエを払うかのように

それを払いのけた。





ソレは、
豪快に飛ばされて、

リビングのクリーム色の壁にばしっ
とたたきつけられた。




そのまま、
ずるずると床に落ちる。





「ふん。」


雨にあたったから、
着替えなきゃ気持ち悪い。



そんなことを思いながら、
シンはリビングを後にした。