「で? アクマって何?」 「はぁ? ほら、よくあるだろ、 えーと、アレだよ、アレ」 なんて、適当なことを言いながら、 シンのテリトリーに侵入した 正体不明の てるてるぼーずは 相変わらず、 黒い布をひらひらさせて 机の上を占領していた。 「はぁ。」 シンはめんどくさそうに、 濡れた髪を かきあげる。