あのまま寝て朝になった

彼が横にいた。
親子三人並んで川の字で寝ていた。

凄く嬉しい

「おはよう!!輝、パパ」
輝の頭を撫でて呟いた。

(んぅ〜)
彼が寝返りをうった。

「お…おはよう」

目を擦りながら彼が起きた。

「クスッ」
「どうした?」
「なんか幸せだなぁ〜って!!貴方と輝と一緒にいて」
「そうだね!!俺も幸せだよ!こうやって三人でいれて」

私達はキスをした。
軽いキス!!

久しぶりだった
彼とのキス…
輝が産まれてから一度もしてなかった。

「久しぶりのキスだね」
「うん!!」

照れながら言う。

「このまま、もう一人作ろうか!?」
「もう!!」

でもいいかも
彼との子供を沢山産みたい。
もっともっと幸せな家庭を作りたい貴方と
貴方も、そう思ってるよね?

「なんか顔が赤い…熱でもあるんじゃない?」
「そう?」

彼は私の額に手をあてた
やっぱり熱があるらしい

そういえば少し身体が怠いかも…
良く寝たのに…
疲れもとれてはずなのに…
風邪かな?

「今日病院に行っておいで?」
「うん…」
「輝は自分がみてるから帰りにお母さんにでも顔見せておいで!!」
「いいの?」

「いいよ!!母親でもたまには休息もしないといけないよ」

彼は優しい笑顔を浮かべ言った。

実家にも、あまり帰ってなかったっけ〜
毎日、輝の育児に追われて一日が終わっていく
そんな毎日を送っていた

「うん!!ありがとう、そうする」