「俺、こんな容姿だし……勉強だけが取り柄で面白くもないし……今まで女の子と付き合ったこともない……」
成宮は私の言葉を無視して喋り続ける。
……って、これって……まさか……。
いやいや、ありえないでしょ?
だって成宮だよ?
「神崎さんのワガママを聞いてあげられる範囲は限られているから全ては聞いてあげられない」
「ちょ、ちょっと待って?何が言いたいの?」
「でも、俺は神崎さんを泣かすようなことは絶対にしない自信がある……」
「だーかーらー!何が言いたいわけ?意味わかんないんだけど?」
「俺、そ、その……神崎さんのことが……す、好きです……」
「はぁぁぁぁ!!!」
私は思わず大きな声を出してしまった。
えっ?
ありえない。
成宮だよ?
あの成宮が私に告白って……。
はぁぁぁぁ??



