「アンタ、バカじゃないの?」


「えっ?」



さっきまで嬉しそうな顔をしていた成宮の顔が真顔に変わる。



「そのプレゼントの意味わかってる?」


「プレゼントの、意味?」



私は深い深い溜め息をついた。



「それは、アンタじゃなく他の男にあげるプレゼントだったの!でも……」



ヤバイ……泣きそう……。


さっきのこと思い出して泣きそうだよ。