超マジメ彼氏と超ワガママ彼女の恋愛事情




…………バンッ!


私は寝室のドアを思いっきり開けた。


大和が女の上に覆い被さってるのが見えて、2人の動きが止まった。


慌てて離れる2人。


ゆっくりと、こちらを向く。


仁王立ちの私を見て、大和と女が目を見開いた。



「どうも、都合のいい女です」



そんな自己紹介をして、私は2人の方へズカズカと歩いて行った。


もちろんスーパーで買った食材とケーキの箱を両手に持って。



「優月、何で……」


「何ででしょう?」



女は黙ったまま私を見ている。