「村上、さん?」
「あ、ゴメン……。食べたら送って行くから。食べよ?」
村上さんはそう言って、残っていたハンバーガーを凄い勢いで食べ始めた。
「あ、あの……私も村上さんを最初に見た時にカッコイイって思って……」
って、私、なに言ってんのよ。
こんなこと言ったら好きだって言ってるようなもんじゃない。
やっぱウーロン茶で酔っ払ってしまったのか?
「えっ?」
ハンバーガーを食べていた村上さんの手が止まった。
「だから、私も2人で話が出来て嬉しかったです」
言ったあとに急に恥ずかしくなって、私はカフェオレを凄い勢いで一気に飲み干した。
なんで言っちゃったかなぁ……。
はぁ……。



