「ねぇ?」


「何?」


「また、キスしていい?」


「うん……」



理世がキスしてくる。


今日4回目のキス。



「…………んん」



理世とのキスが気持ち良くて自然と声が出た。



「優月ちゃんの可愛い声を聞いたら……その……えっと……」



唇を離した理世はそう言って少し照れたように笑う。



「したくなっちゃった?」


「えっ?いや……えっと……」



理世は恥ずかしそうにコクンと頷いた。



「いいよ」



私の言葉に、理世はホントに?と聞かず、何も言葉を発することなく再びキスしてきた。


理世の唇が私の口から首筋に移動していく。


なんか一生懸命な理世が可愛くて、思わず頭を撫でた。



「俺、初めてだから……優月ちゃんを気持ち良くすること出来るかわからないけど……」


「大丈夫だよ」



私はそう言ってクスッと笑った。


理世は私の胸に顔を埋めてきた。


そんな理世が愛おしく思った私は再び理世の頭を優しく撫でた。