恥ずかしくて顔が熱くなる。 「喉、渇いてたんだ」 成宮の言葉に無言で頷く私。 そんなに笑わなくてもいいじゃん。 「お代わりいる?」 私は俯いて首を左右に振った。 なんか、高校の時と立場が逆転したみたい。 成宮が私の向かいに座る。 「旅行?」 「えっ?」 成宮の言葉に顔を上げる。 「キャリーバッグ……」 成宮が私の横に置いてあったキャリーバッグを見ながらそう言った。 「う、うん……」 本当は違うけどね。 旅行なんかじゃなくて、本当はね……。