部屋の中央にガラスのローテーブル、窓際にはベッド、出窓の下にはローボードが置いてある。
部屋の角にはダンボール箱が積み重なってる。
「今、お茶淹れてくるから適当に座ってて?」
「あ、うん……」
成宮は拾い上げた物をベッドの上に置くとキッチンに行った。
私はローテーブルの前に座る。
テレビもなにもなく静かな部屋。
「お待たせ!アイスティーで良かった?それとも、あったかいのが良かったかな?」
「アイスティーで大丈夫」
「良かった」
喉がカラカラな私。
早く喉を潤したかった。
成宮がテーブルにグラスに入ったアイスティーを置く。
「いただきます」
それを一気に飲み干す私。
そんな私を見て、成宮はクスクス笑っていた。



