超マジメ彼氏と超ワガママ彼女の恋愛事情




…………えっ?


誰、このイケメン。


えっ?


軽くパニックになる私。


だって、目の前に立っていたのは自分が思ってる人と違う人で……。


えっ?


手に持っていた紙を見る。




「あ、あの……ここって、◯◯ってアパートですよねぇ?」


「そうですよ」



目の前のイケメンはそう言ってニコニコ笑っている。


じゃあ、もしかして部屋番号を間違えた?


紙には105号室と書いてあるけど、この部屋は実は101号室で1番手前の部屋が105号室なのかもしれない。



「あの、私……間違えました……ゴメンなさい……」



私は部屋を間違えたことを謝り頭を下げた。