超マジメ彼氏と超ワガママ彼女の恋愛事情




私は目をギュッと閉じる。


そして…………。


…………もう、どうにでもなれ!


えいっ!


私は目を閉じたまま呼び鈴を押した。


呼び鈴の音が響く。


目をゆっくり開けた。



「はい……」



中から声が聞こえてきた。


胸がトクンと跳ねる。



「どちら様ですか?」



中からの問いに言葉が出て来ない。


ガチャガチャと鍵を開ける音がして、玄関が開いた。