「これ、何?」 「帰ってからのお楽しみ」 あずはそう言ってクスリと笑った。 「教えてよ〜!気になるじゃん!」 「教えない。じゃあ、またLINEするからね!バイバイ!」 あずはそう言って荷物を持って、学校を後にした。 次々に帰る生徒たち。 私もそろそろ帰ろうな。 写真攻撃が終わったら学校に残ってる意味ないし。 私はダンボール箱を抱えた。 校舎の見上げる。 なんか、いろんなことがあったよなぁ……。 もう、ここに来ることもないのか。 そう思うと、少しだけ悲しかった。