超マジメ彼氏と超ワガママ彼女の恋愛事情





「冗談じゃねぇから」



さっきまでクスクス笑っていた黒髪が、鋭い目付きになってそう言った。


まるで私の心の中を見透かしたように……。


じゃあ、私は何も出来ずに、ここに突っ立ってればいいの?


私が代わりにアイツらと遊べば成宮は無事なの?


でも私にはそんな勇気は、ない。


3人は公園の多目的トイレに入って行ってしまった。