さっきの子達は成宮のことを友達だと言い張ってたけど、どう見ても成宮とは釣り合わないよね。


それにあの成宮を見ていた鋭い目付き。


もしかして……。



「ねぇ?成宮?」


「ん?」


「アンタさぁ、もしかして……中学の時に……」


「ゴメン……」



成宮は私の言葉を遮るように謝ってきた。


やっぱ成宮とあの2人の間には何かあったの?


イジメ、とか……。



「アンタが言いたくなかったら無理に言わなくてもいいけど……」



誰にだって思い出したくない、人に話したくないかこはある。


だから、私だってそれ以上は聞けない。