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「取り敢えず、みどりさんはこんな感じか」
「そうっぽいね。嘘吐いてるような感じじゃなかったし」
場所は変わって一回の廊下。
この主人である信夫が一回の応接間にいると聞き、三人は移動してきた。
「今頃信夫さんも大変だろうね」
「秘書が殺人の被害者か。色々と不便になるな」
「おじさん、ああ見えて繊細な人だからな。今頃ボロボロ泣いてそうだな」
各々意見を述べる。
しかし、ここで話していても意味がない。
恵一がドアを叩こうと一歩踏み出たその時。
「――いい加減にしてよ!!」
女性の金切り声が聞こえてきた。
あまりの迫力に、三人は固まる。
そして彼らはドアに耳を付けた。



