こちらミクモ探偵事務所5


「昨日もそうだったのよ。テレビ見ながらうとうとしていて……銃の音で目が覚めたのよ」

「銃、ですか……」

紘哉が声を掛ける。
みどりは不思議そうな顔をし、振り向いた。

「あら、変なこと言いました?」

「い、いえ……」

紘哉は首を振った。
そして、何やら難しそうな顔をする。

「おばさん、中村さんの事訊きたいんですけどいいですか?」

ようやく立ち直ったらしい。
恵一が恐る恐る尋ねた。

「中村さん?そうね、ケイちゃんは知らない人よね」

「そうなんですよ。俺が最後に来たときは、こんな人いなかったし……」

「まぁ、今は仏様になられてしまいましたけど……教えるわね」