「第一、まだやってもないのにロクな事がないとか言えないでしょ。 別に、相手の機嫌取る必要なんて無いし……」 「だったら、どうやって情報聞き出すんだよ?」 「それは……単刀直入に!」 「……ダメだコイツ」 紘哉は呆れたようにため息をつき、運転席の男に目を向ける。 一瞬、何故か男が震え上がった。 「お前は来んのか?」 紘哉の問いに、男は首を振る。 「いや、無理だ。警察は民事介入しちゃいけない決まりなんだよ」 そう言って、男は困ったように笑った。