「そんなに証拠が大事?だったら見せてあげるよ」
「……!」
そう言って、彼女はポケットから白い粉の入ったビニール袋を取り出した。
それを、信夫に突き付ける。
「これが動かぬ証拠。家の物置で見付けた」
「何で……!」
「イチゴのセールスマンに頼まれたの」
一気に信夫の顔が青くなる。
信夫だけではない。
羽兎や恵一、そして紘哉の顔も驚愕の色に染まっていた。
「私、一昨日イチゴのセールスマンに会ったんだ。家から茶色い袋を持ってくるようにって。
それで、袋を持って裏山に行った。その時に、1つくすねておいたんだ」
「そんな……」
「その後、セールスマンを問い詰めようとしたら薬嗅がされて、気付いたら朝だよ。しかも、場所は裏山の山小屋の中。
今でも、よく家に帰ってこれたと思う」



