「どうやら、この話の男は、女の色仕掛けでコロッと言うことを聞くらしいが……現実はそう甘くない」
「……え?」
逃げ場を無くし、ベッドの上に座り込む。
彼は千尋をベッドの縁まで追い詰めると、上着のボタンを外し、ネクタイを緩めた。
そして、白くて綺麗な指で彼女の頬を撫でる。
「ケイから聞いたよ。君、いじめられるのが大好きなんだって?」
「そ、そんなことないもん!」
「でも、体は素直に反応してるけど?」
紘哉が言葉を吐く度、彼女の顔は赤みを増していく。
彼は目を細めた。
「いいよ。今夜は思う存分可愛がってやるよ」
「へっ……?」



