2つ目は・・・


「俊先輩っ!」


「おっ藤崎っ!」


れいなちゃんが
まだ俊のことを
あきらめてないってこと。


ただでさえ俊は
モテるのに・・・

彼女としては
なんか複雑と言いますか・・・

そりゃね?
自分の目の前で
彼氏が他の女の子と仲良くしてたら
ヤキモチだって妬きますよ><


「俊?私、教室に戻るね・・・」


「えっ?なんで?」


「だって・・・
れいなちゃんと
仲良く話してるところなんか
見たくないもん・・・」


そう言うと
俊に抱きしめられた。


「もう香奈・・・
可愛すぎっ!
ヤキモチとか
めっちゃ嬉しいんだけど!」


俊が嬉しそうに笑った。


俊に気持ちを伝えてから
これからは自分の気持ちを
しっかり伝えようって決めていた。


だから私は俊から
少し体を離してから言った。


「あんまり私の前で
他の女の子と仲良くしないで?」


「わかってるって!」


「約束だからねっ?」


今度は私から俊に
抱き着いた。


「今日は香奈が
素直だ~っ。」


「ちょっと2人共・・・
あたしの存在忘れてません?」


不機嫌そうな
れいなちゃんの声が飛んできた。


プクーっと頬を膨らませてる
れいなちゃんが面白くて
俊と顔を見合わせて笑った。