美香の頭のなかだけに存在する甘い甘い生活


situation 彼氏と一緒に下校するとき…


昨日、つまらないことで彼氏と喧嘩した。
あそこで自分が謝ってたら…って後悔してる。

そんなこと考えてると、
時間なんて一瞬だった。


キーンコーンカーンコーンっ



今日の天気予報でゎ傘マークなんてついてなかった。
今から帰るというのにどしゃ降りだ。



「傘、持ってくんの忘れた。
今日、どーやって帰ろうかなぁ…」

いつもなら彼氏に傘ん中にいれてもらうが
そんなこと頼めなかった。


「いいや。
濡れて帰ろう!」


そう決心して帰っていると、
後ろから走っている足音が聞こえた。


「美香!」


その声ゎ彼氏のだった。


「風邪ひくぞ!」

と優しい言葉をかけて、私を傘に入れてくれた。


嬉しかった。
けど、話すことがなくて
二人の間にゎびみょーな空気が流れていたちょうどそのとき、


「昨日ゎ俺が悪かった。ごめん。」

悪いのゎ自分なのに…


美香ゎ何も言わず、彼氏のすぐよこで歩いていた。