彩夏「どうなの?本当の事言って?」
茜「…付き合ってる。ごめん。言わないでいて。」
恋歌「やっぱりー(笑)」
彩夏「…うん。よかったじゃん?彼氏出来たなんていいなぁー。」
彩夏の笑顔はどこか悲しげだった。


そっから放課後まで、ずっーと頭の中真っ白。
放課後。

茜「用事あるから、コッチから帰る。じゃね!」

茜は逃げるように帰って行った。
最初に口を開いたのは彩夏だった。

彩夏「避けられたね。」
恋歌「…うん。」
彩夏「…ね?私ってなんなの?」
恋歌「…え?」
彩夏「私、茜に譲ったんだよ?両想いになれたのに。」
恋歌「うん。」
彩夏「なのに違う人と結ばれて…。だいたいあの人が涼希   好きになるきっかけなくない?それなのに、譲ってとか 言ってきて…。しかも宙人と付き合ってるの言ってくれなかったし…。」
恋歌「確かにね…。いいにくかったのかもしれないけどそれは、ないよね。」

そんな事を愚痴りながら家に帰っていた…。