次々に、女子の名前を出していた。
そこで、彩夏が、
「わかった!茜だよ!絶対。」
(えー!!??)私の頭の中は、混乱した。
茜も、
「ない、ない。」
と否定している。
彩夏が続ける。
「だって、可愛いしスポーツできるしモテるじゃん?」
確かに、茜はモテていた。
「ね?恋歌もそう思わない?」
(ヤバい。うちに振らないでよー。)と思いながら
「え?う…うん。」
と、言ってしまった。
彩夏は
「ほらね?絶対そうだってー。」
と言い
茜は
「ない、ない。」
このやり取りが続き、みんなそれぞれ別れた。


…。私は、この時思ってもなかった。
このやりとりがあとで大変なことになるとも、知らずに。