…どうして好きな者同士がくっつく事ができないの?
どうして好きな者同士が幸せになれないの?



私は、恋歌。これは、私が中1の時の暑い夏の話。
1日中暑かったある日。
私は、仲が良かった優華といつものように恋バナを
していた。
すると、
「恋歌はさぁ、好きな人とかいるの?」
驚いたがすぐわかった。
「うちは、いないけど…。さては、優華いるんだ!?」
驚いてたがすぐに顔が赤くなった。
「…うん。」
優華が頷いた。
「そうか…。誰なの?」
私は、冷静に聞いた。優華は耳打ちで教えてくれた。
「…涼希。」
私は、また驚いた。涼希とは、私たちの学年で一番モテている男子だった。
私は、涼希とはメールする位結構仲が良かった。
「そっか。応援するね!」
私は、こういうしかなかった。

その日の夜。私は、涼希にメールをした。
考えてみれば、あんなにモテる涼希に好きな人がいないのか気になったからだ。
~ポロン、ポロン♪~
涼希から返信がきた。
「いるっちゃいる。」
意外な内容だった。私は、立て続きに衝撃的なことが起こり、ショック死しそうだった。
私は、即、
「そうなの?誰ー?」
と返した。
次の涼希からの返信は
「もう少ししたら教える。」
だった。これ以上聞けなかった。
だから、私は、「もう少し」を待ってみることにした。


あれから、2,3日たったある日。
私は、同じバスケ部の2人と3人で家に向かって帰っていた。同じバスケ部の2人とは佐藤 茜と西島 彩夏の2人だ。
結構仲が良かった。
いろいろあった後のこの日に限って珍しく恋バナに
なってしまった。
彩夏が
「涼希ってモテるよね。」
と言った。
「だよねー!」
私と茜も同意した。
すると、
「涼希って好きな人いんのかなぁ?」
彩夏が呟いた。
私は、焦り
「いないんじゃねー?」
と誤魔化したが、2人で推測を始めてしまった。