To,涼希
よかったじゃん♪
どうするの?これから。
告白すんの(笑)?
…。私、何言ってんだろ。何余計なこと言ってんだろ。
私は、送信ボタンを押してから後悔していた。
~ポロン、ポロン♪~
To,恋歌
どうしよう。告白。
した方が良いと思う?
どうしたらいいと思う?
…。私に聞かないでよ。なんでよ。
涼希のためになるのは、行動に移すこと。
気持ちを表すこと。
でも、私の本心にあるのは、
(告白しないで?誰とも付き合わないで?) という
気持ちだった。
To,涼希
返信遅れてごめん。お風呂入ってた。
何言ってんの!
両想いなんだから告白した方が良いに決まってんじゃん♪
…。お風呂なんて入ってないよ。
返信が遅れた本当の理由は、自分で自分の気持ちと
闘っていたんだ。
結果、自分の気持ちを押し殺してアイツの幸せをとった。
なによりも、自分が苦しむことよりも
アイツが、苦しんで不幸になってしまうのが
嫌で嫌で仕方がなかったんだら。
To,恋歌
そうだよな。
俺、告白する。
だから、恋歌。
手伝って?
相談のって?
涼希がこういう決断をするってわかってた。
わかってたはずなのに、何故か涙が溢れたんだ。
