「行ってきまーす。」 下駄を履いて出かけようとしたときだった。 「絢香、電話!」 おばぁちゃんが私を呼びとめる。 急いで行って私は電話を取った。 「もしもし?」 「あ、もしもし?」 電話の相手は咲だった。 「なに、どうしたの?今から出るところだけど。」 「今すぐ公園に行って!」 「はぁ?なんで?」 「いいから、いいから。」 「分かったよ。」 私は電話を切り、公園に向かった。