「その言葉、忘れないで下さいね」
「美紅大丈夫?」
「ん、凛?」
「そーだよ・・・。」
「将太君と、勉強するんじゃ?」
「そんな事、気にしなくていいから。」
「あの、さ。」
「何?」
「病院連れてってくれる?」
「うん」
「ありがと」


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「あ、凛・・・。と、美紅ちゃん」
「あ、ごめん。ちょっと、急用。」
「俺ん家、病院。来る?」
「うん!!」
「すぐ、近く」





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「全身打撲。右手首、捻挫。だって、歩くと少し体が痛むそうだから、いろいろと気を付けて」
「凛、ありがと」
「いえいえ。」
「ホント、ごめんなさい」
♪~♪~
あ、電話。
「ちょっと、ごめん」
「うん」

「もしもし?」
『美紅さんも、大したことないね。』
「あの!やめて下さい!!」
『将太さんに、近づいてんじゃねーよ。』
「いい加減にして下さい!」
『っち、・・・。いいか、次は・・・・。ないから』
「ちょ、どーいう・・・。」ピーピー
切れちゃった。