誰も居ない裏庭。怖い・・・。

「私の名前は、伊藤 玲央奈 イトウレオナ です。」
おしとやかな女の子が、言った。
「・・・。藤野 侑香里 フジノユカリ」
少し、乱暴な女の子が言った。

「あ、あの、私、何かしましたか?」
「まだ、お気付きにならないのですか?」
「えっ?」
「あのさぁ、あんた将太の彼女?」
「・・・。彼女では、ありません。」
「そうですか・・・。なら」
「?」
「もう、将太さんに関わらないでください」
「なんで?」
「だって、目障りなんですもん。」
「!!!」
「はっきり言って、邪魔なんだよ。だから、もう将太さんに関わらないで下さる?」
「いや・・・。」
「えっ?今何て?」
「いやだ。」
「おい!!お前の友達が、ぼろぼろになるぞ?」
「は・・・・?」
「こいつの事だよ!!」
「・・・!!美紅!!!」
「いいの?」
「お願い!やめてください!玲央奈さん!!」
「私は、何もやってません。やっている人に言って下さい。」
「侑香里さん!やめて!!やめてぇぇぇぇぇ!!!」
「将太に関わんねーか?」
「何でもするから!!」