君想い

「もしかして、先約あった?」
「ううん」
「そっか。」
「あ、もう授業終わる。」
「じゃ、詳しい事はまた後で」
「うん」
「あのさ、また、お昼食べよう?」
「いいよ」
「屋上行こう?」
「うん」




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「誰も居ないな。」
「そうだね。」
「お、旨そうじゃん」
「ありがとう。」


なんでだろう。今なら、将太に『好き』って言えそう。てゆうか、今じゃないと、駄目な気がする。今しかない。今が、チャンスだ。きっと。


「ねぇ、将太」
「ん?」

怖くない。



「好きだよ。」