――華菜のことになると瑠樹は、
瑠樹じゃなくなる…



……正確に言えば、


瑠樹…“らしさ”が
まるでなくなるのだ。





まぁ…そんな瑠樹も、
見ていて面白いから、
いいんだけどね……

…などと思いつつ瑠奈は、


「ひ・み・つ、だよ♪」

わざとそう言い、
その後の瑠樹の反応を楽しむ。