「もうすぐてっぺんだぞー」 「ぜぇ……ぜぇ……」 探検コースを何とかクリアして森を抜けると、 「うわ……」 「すげ……」 頂上の広場は、ピンクのじゅうたんに覆われていた。 周りには何本もの桜の木が立ち並んでいて、 ひらひらと零れる花びらが、まるで粉雪のように舞っている。 「キレイっ……」 「この光景は初めて見たなぁ」