「おーい、そろそろ中に入ってもらいなさい」 奥からハル兄パパの声が聞こえてきた。 おかーさんたちは、あたしとハル兄を残して、きゃいきゃいと奥に進んでいく。 「ったく。やりやすいんだか、やりにくいんだか」 その後ろ姿に苦笑いしたハル兄は、あたしを見下ろして肩をすくめた。 「ひさしぶりだな、眞緒」 「う、うんっ」 「相変わらずちっこいな」 「なに、それっ」 「あはは」 ――ぽんぽん。 身長を測るみたいにして、あたしの頭に手を置くハル兄。