ご飯を食べて、お風呂に入って。 ベッドで再び開くケータイ。 ……指が、通話ボタンの上で迷ってる。 --ブーブーブー!! 「ぬわっ!!」 いきなりの振動に驚き。 そして、表示されている名前に大興奮。 「ハル兄じゃん!……って、もしもしっ!」 勢いづいて出ると、 『なんだよ、その出方は』 笑いを含んだ声が返ってきた。