「なんかオネエ、肌がツヤツヤしてきたね」 厚塗りは相変わらずだけど、化粧のりが良くなってる気がする。 ブルーのドレスから伸びている筋肉質な腕も、なぜかピカピカだ。 「エステに通って磨いてるのよ」 「へえ~。お金持ちになったんだね」 「まあね」 「いいなあ。あたしも行ってみたーい」 「アンタにはまだ早いわ。っていうか、ピチピチなんだから行く必要ないじゃないの。そっちの方がうらやましいわよ」