「あ、あんまり、見ないで」


「……そういうこと言うから、可愛くて悪戯したくなるんだぞ?」



……なんだか……夜より興奮してねーか? オレ。



言葉でからかうだけにしておこうと思っていたんだが……無理だな、これ。



ひとつひとつの場所を確認するようにして、柔らかな肌に唇を這わせていくと、



「……は、ハル、兄」


「ん……?」


「……帰ってきちゃったら……んっ……どうする、の?」


「……んー……お袋か?」


「う、うん」