「あ、朝だし……明るいから……」 ああ、そういうことか。 ふっと笑いを漏らしつつ、照れくさそうにそむけている視線を捕える。 「暗がりでもしっかり見ちゃってるし。隠しても手遅れ」 「でで、でも……」 「それに、もっとちゃんと見たいから。眞緒のこと」 「……////」 「手、邪魔」 手首をつかんでそっと腕を外させると、 朝の柔らかな光がその白い体を浮かび上がらせた。