恥ずかしさで火を噴きそうな顔を毛布で覆うと、 「こら。隠れんな」 「だって……」 「眞緒、」 「ん?」 「無視しとこうと思ったけど、でもやっぱり気になることがある」 「……? 何?」 毛布からちょこっと顔を出すと、ハル兄は真顔であたしを見ていた。 「気になること? って?」 「村瀬が言ってた言葉」 「村瀬先輩……?」 「うん」 「え? 何?」 きょとんとしていると、 「ホントのキスって言ったろ? あいつ」 「ホントの……キス……あ」