「くすぐ、ったい……ハル兄…」 「……そうじゃないだろ?」 「……え? ……あっ…ん……」 「気持ちいい……って声だろ、それ……」 耳元で低く漏れる声は、ささやくように甘くて静かで。 ぴったりと重なった体が、ますます火照っていく。 「眞緒……」 「う……ん……?」 「もっと……声、聞きたい」 「……え…?」 「ほら……」 「あ……やっ……っ……」