甘い××の、その後に。 love you,baby☆



……優しく潤んだ瞳が、あたしをじっと見下ろしている。



鼻先が触れそうな距離で、言葉もなく熱い視線を絡ませ合っていると、


下のリビングから、AM0:00を告げる時計のアラーム音が微かに聞こえた。



……誕生日は終わったけど、ハル兄は、ちゃんとここにいる。


魔法にかけられたみたいに幸せだけど……夢じゃ、ないんだよね?



「ハル兄……」


「うん……?」


「これも、サプライズとか……言わないよね?」


「ん? なんだそれ」