赤くなったあたしを、ハル兄が軽々と抱き上げる。


お姫様抱っこで階段を1歩…2歩と運ばれる途中、ハル兄の足がぴたっと止まった。



「……ふっ」


「な……何?」


「丸見え」


「え?」


「お前のお尻。やっぱり足りなかったな、丈」



そう言って、足の方をのぞき込むハル兄。



「っ、や、やだっ! 見ないでよっ」


「もう見えてるし」


「も、もう……っやだぁっ……」


「パンツはピンク」


「うぅうぅ……▽※□……」


「あはは」



ハル兄、酔ったのかな。


何だかさっきから、発言が妙にエッチだ……。