「でも、柔らかくて気持ちいいな……眞緒」



怒るより先にそんなことを言われて、顔がどんどん赤くなる。



「……いいにおいするし」


「いいにおい?」


「ん。……ここ」


「……んっ…」



突然うなじを撫でられて、その繊細な指先の動きに身をよじる。



「ちょ……ハル兄」


「……ヤバいな」


「え……?」


「もう待てそうにない」


「あ……」


「……部屋に連れてくぞ?」


「……///」