「どうした? 眞緒?」


「……ん?」


「なんか、積極的だけど」


「///……よ、酔っただけだよっ、少し」


「ノンアルのシャンメリーで酔うのか、お前は」


「あ」



バツが悪そうにそむけた顔を引き戻す。



「そういうとこが可愛いんだよな」



くすりと笑い混じりに言うと、



「……ズルイ、ハル兄……」



オレの胸に顔をうずめてきた。



「ソファじゃ狭いし、2階に連れて行こうと思ったんだけど」


「……うん」


「もうちょっと……ここでじゃれ合ってからな」


「…んんっ……」



甘いリップ音が、幾度となく部屋に響く。


しばらくの間オレたちは、そうやってソファの上で絡み合った。