甘い××の、その後に。 love you,baby☆



「とにかく……自分が受け持った生徒には、絶対合格してほしかったんだ。

少しやり過ぎたのかもしれないな。意地になって」


「ハル兄……いつも一生懸命だもんね。そういうハル兄だから、先生になってくれてすごく嬉しかったのに……、あたしが勝手に不安になってただけだよ」


「ホントにごめんな」


「ううん、あたしの方だよ、謝るのは。……ごめんなさい」


「お前は悪くないよ」


「ハル兄が悪いんじゃないよ」


「ごめんな」


「ごめんね」


「……」


「……」


「なんか、謝ってばっかだな」


「そだね」



お互いにふっと笑いが漏れると、空気が和んだ。