甘い××の、その後に。 love you,baby☆



「あたしね……」


「うん?」


「ハル兄の部屋に女の子がいたことをオネエに話したらね、いろいろ言われて。


もちろん、ハル兄のこと信じてなかったってわけじゃないけど、ハル兄のこと、取られちゃったらどうしようとかだんだん不安になってきて……。


流川さんと唯衣さんの仲良しな姿も見ちゃったから……、部屋に戻ってからも、ハル兄にかまってもらえないのが寂しくて……」



改めて、あの日の眞緒の悲しそうな姿を思い出す。


机に向かうオレの後ろで、所在なげに立ちつくしていたことも分かっている。



なのにオレは、あえて相手をしなかった。


それよりも、目の前の仕事で頭がいっぱいだった。