甘い××の、その後に。 love you,baby☆



気泡の抜けた液体を口に含む。


甘いはずのそれは、少しだけ苦くのどを通り過ぎていった。



「それこそ身勝手だよな。独りよがりのおかしな自信だよ。お前が離れていかないなんて保証はどこにもないのに。


こんなにはっきりクマができるまで悩ませて不安にさせておいて……何をやってたんだろうな、オレ。


もう少しでお前のこと失っていたかもしれないのに。……ごめんな」



自嘲気味な笑顔を向け、そっと頬に触れると、



「うん……うん……」



小さく何度もうなずいた眞緒は、丸い目の中いっぱいに涙を浮かべた。