「それで?」
「あのね、」
「大丈夫だったのか?」
「うん、」
「病院に運ばれたりしなかったのか?」
「うん、でね、」
「怪我とか……、」
「は、ハル兄、落ち着いて」
「あ、ごめん」
オレとしたことが、取り乱してしまった……。
「そ、それでね……、村瀬先輩がね、すぐに気づいてくれて助けてくれたの」
「村瀬が?」
「うん……」
「そっか。まあ……無事で良かったな」
命の恩人ってわけか。
1メートル以内の侵入禁止なんて言ってしまったことを、少しばかり後悔してみたりする。
「えっと……でね、肝試しでペアになったりとか、一緒に花火をしたりとか、いろいろ先輩と関わるうちに……告白されたんだ」
「……ふーん」


