そばにあったシャンメリーをこくこくと飲み干すと、眞緒は静かに口を開いた。 「さっきね、あたし……村瀬先輩とご飯に行こうとしてたんだ」 「……」 「オネエのところにいたらね、偶然、村瀬先輩と会って……誘ってくれて……」 口をはさまない方がいいだろうと、うなずくだけにして、小さな声に耳を傾ける。 「えっと……、その前にね、えっと……。夏休みのサークルの合宿中にね、あたし、海でおぼれたの」 「は……? おぼれた? 何で?」 突然の初耳な事件に、結んでいた口が思わず開く。