胸に置いた手で、ハル兄のシャツをきゅっとつかむ。 それに応えるようにして、 大きな手のひらが、あたしの髪を優しくすいてくれた。 1回、2回……3回。 心地よくて、猫みたいにのどが鳴りそうだ。 「……手、熱いね、ハル兄」 「……そうか?」 「うん」 髪を通して、高い熱が伝わってくる。